現在、環境問題は地球規模での課題となっていますが、地球の現状を示す各種のデータを見ると、人類の人口増加や経済成長の行き過ぎが、地球の資源を提供し排出物を吸収する限度を超えてしまっていることがわかります。
とりわけ現代社会は、二酸化炭素の収支という観点から見ると、明らかに大幅な排出量過多になっています。その最大の理由は化石燃料の大量消費です。化石燃料は、数億年から数千万年前に繁茂していた植物群が枯死し、地中深く二酸化炭素の缶詰として貯蔵されてきてものですが、産業革命以降、人類はそれを掘り出して燃料として使い、大量の二酸化炭素を大気中に放出してきました。その結果、二酸化炭素濃度が高まり、温暖化を促進させる結果を引き起こしています。
二酸化炭素の収支を均衡させるためには、森による二酸化炭素の吸収力を高めることが一つの有力な手段になります。森を構成する一本一本の樹木は、光合成によって、大気中の二酸化炭素を吸収し酸素を放出しますが、二酸化炭素の固定化は、樹木が成長し太くなるにしたがって固定化する量が増えていきます。木は二酸化炭素を封じ込めておく缶詰といわれる所以です。
光合成による二酸化炭素の固定が若い頃は旺盛に行われ、光合成により生産された生産物は葉や幹や根などの成長に使われ、樹木は次第に大きくなりますが、ある程度の大きさになると成長が止まります。この木を伐ってその跡地に木を植えれば再び成長が始まり、二酸化炭素の固定が始まります。伐採された木は、住宅や家具等に利用されればそのまま二酸化炭素が固定され、住宅などに利用された木がリサイクルにより再び活用されれば、二酸化炭素の固定はさらに続くことになります。
日本の文化は「森の文化」「木の文化」と呼ばれ、薪炭、住宅、家具、肥料などさまざまな分野で利用され、また自然に神が宿るという自然崇拝や仏教思想と相まって日本人の自然観・精神構造・美意識を形成してきました。
ところが現代では、西洋技術文明の流入により、日本文化を育んできた森林の存在価値が変質してきています。
こうしたなか、『木を活かし、木とともに歩む』院庄林業(株)は以下の環境理念に基づき、環境保全への取り組みを全社員参加で行っています。
1.環境関連法規の遵守
2.環境負荷低減を目指した全プロセスの革新・構築
3.発生する木質バイオマスの有効活用
4.環境に配慮した新エネルギーの積極的導入
5.全工場、関連企業における環境管理の国際規格ISO14001の認証取得
6.環境理念の周知と公開
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